WEB適性検査は、受検者が自宅から受けられるため、日程や場所を調整しやすいことが大きなメリットです。
一方で、企業の採用担当者からは、
「本人が受検しているか確認できない」
「検索エンジンや生成AIを使われる可能性がある」
「自宅受検でも、できるだけ公平な環境で実施したい」
といった声も聞かれます。
自宅でのWEB受検において、外部ツールの利用を完全に防ぐことは困難です。しかし、受検日時を指定し、Zoom、Google Meet、Microsoft TeamsなどのWEB会議システムを併用することで、本人確認や不正受検への一定の抑止効果が期待できます。
今回は、適性検査SurveyYOUを指定日時に一斉実施する方法と、WEB会議システムを併用した受検方法をご紹介します。
WEB適性検査の一斉実施が適しているケース
次のような場合には、指定日時での一斉実施が選択肢となります。
- 複数の受検者に、同じ日時に受検してもらいたい
- 自宅受検の利便性を保ちながら、受検状況を確認したい
- 代理受検や外部ツールの利用をできるだけ抑止したい
- ペーパー受検に近い試験運用をWEB上で行いたい
- 遠方の応募者にも受検機会を提供したい
少人数の場合は個別に実施でき、大人数の場合は複数の受検者を同じオンライン会議へ参加させて、一斉に開始することもできます。
SurveyYOUで受検日時を指定する方法
SurveyYOUでは、受検者を登録する際に「有効期間」を設定できます。
開始日時と終了日時を指定すると、受検者は事前に受検ページへログインできますが、設定した開始日時になるまでは受検を開始できません。
指定日時に一斉実施する場合は、次のように設定します。
設定例
7月10日10時から一斉に受検を開始する場合
開始日時:7月10日10時00分
終了日時:7月10日10時10分
ここで設定する終了日時は、受検を終了しなければならない時刻ではなく、受検を開始できる期限です。
通信環境やログイン操作の遅れなどを考慮し、開始時刻から10分程度の余裕を持たせることをおすすめします。
受検者が多い場合は、CSV形式での登録や、受検者一覧画面からの有効期間の一括設定も利用できます。
Zoom等を利用した一斉受検の流れ
受検者は、PCでSurveyYOUを受検し、スマートフォンまたはタブレットでZoom、Google Meet、Microsoft TeamsなどのWEB会議システムへ接続します。
受検開始前だけでなく、受検中もカメラをオンにしたまま接続を継続します。
事前に受検者へ案内すること
- 受検日時
- WEB会議への参加方法
- SurveyYOUはPCで受検すること
- WEB会議にはスマートフォンまたはタブレットで参加すること
- 受検中もカメラをオンにしたまま接続すること
- 検索エンジンや生成AIなどの外部ツールを使用しないこと
- メモ用紙と筆記具以外は机上に置かないこと
試験当日の流れ
1.指定時刻までに、受検者がスマートフォンまたはタブレットでZoom、Google Meet、Microsoft TeamsなどのWEB会議へ参加します。
2.企業の担当者が、受検者本人であることを確認し、受検上の注意事項を説明します。
3.SurveyYOUの受検案内メールが届いていることを確認します。
4.受検者がPCで受検ページへログインします。
5.開始時刻になったら、全員で受検を開始します。
6.受検中もWEB会議への接続を継続し、カメラをオンにしたまま受検します。
7.企業の担当者は、WEB会議上で受検状況を確認するとともに、SurveyYOUの管理画面で受検状況や受検完了を確認します。
8.全員の受検が完了したら、WEB会議を終了します。
スマートフォンの置き方
本人の顔だけを映しても、手元やPC周辺の状況は確認しにくくなります。
可能であれば、受検者本人、机上、PCがある程度映る位置にスマートフォンを置いてもらいます。
正面から顔だけを映すよりも、斜め横や斜め後方から撮影する方が、受検中の状況を確認しやすくなります。
ただし、受検者の住環境や通信環境にも配慮し、必要以上に室内を映すことを求めないよう注意が必要です。
受検案内メールの到着を確認する方法
管理ツールから送信した受検案内メールが、迷惑メールに振り分けられる場合があります。
受検者が受検ページへログインすると、管理画面の受検ステータスが「ログイン済」に変わります。
試験開始前に受検者全員が「ログイン済」になっていることを確認しておけば、開始時刻になってからメールが届いていないことに気づくトラブルを減らせます。
オンライン監督で確認できること
WEB会議システムを併用することで、次のような効果が期待できます。
- 受検者本人であることを確認しやすくなる
- 代理受検を抑止できる
- スマートフォンや資料の使用を抑止できる
- 指定日時に一斉実施できる
- 受検中の離席や不自然な行動に気づきやすくなる
- 「受検状況を確認されている」という意識づけになる
一方で、PC上のすべての操作や、別の端末の使用を完全に確認できるわけではありません。
オンライン監督は、不正利用を完全に防止するものではなく、本人確認や外部ツール利用への抑止策として位置づけることが大切です。
より厳格に実施する場合
不正防止をさらに重視する場合は、次の方法も考えられます。
- 少人数の場合は、企業内でのインハウスWEB受検
- 大人数の場合は、監督者のもとでのペーパー受検
- PC画面の共有と、スマートフォンによる手元確認を併用したオンライン受検
ただし、監督を厳格にするほど、企業側の運用負担や受検者側の準備も増えます。
採用において知的能力テストの結果をどの程度重視するかに応じて、受検の利便性と厳格さのバランスを検討する必要があります。
まとめ
自宅でのWEB適性検査は、受検者と企業の双方にとって便利な一方、本人確認や外部ツール利用への対策には限界があります。
SurveyYOUの有効期間設定と、Zoom、Google Meet、Microsoft TeamsなどのWEB会議システムを組み合わせることで、指定日時での一斉実施が可能となり、本人確認や不正受検への一定の抑止効果が期待できます。
WEB受検の利便性を保ちながら、通常よりも受検管理を厳格にしたい場合の実施方法としてご活用ください。

